200文字でゾクっと怖い短編集

二重人格の連続殺人犯。
善人の人格は犯した罪に苦しみ、自ら入院を望んだ。

医師は最新の手術で、患者を「本来の人格」へ戻すことに成功する。

目を覚ました男は、安堵する医師に微笑みかけた。

「ありがとう、先生。これで誰にも邪魔されずに人を殺せる」

善人の人格こそ、罪悪感から生まれた後天的な防衛機制だった。

主人格は、殺人鬼の方だった。