義兄に恋しました。

姿勢が正しい。


弓を張って的を打つ。


流麗な動作にいちころになった。



私は弓を張る自体が難しくて出来なくて
苦戦してた。


「花」


「お兄ちゃん」



涙ぐむわたしの前に現れたお兄ちゃん
は背中にピッタリくっついて


「右足手前左足後ろ、
目線はまっすぐ」



的にかすった。それだけで
心は満たされた。




聡子はバンバン立射するし、
到底初日から2日目立った日だとか
思えなかった。



聡子に次は教えてもらった。準々決勝
まっしぐらなほど教えるのがうまかった。
お兄ちゃんに教わったことちゃんと
身についてるからなんだろうなって思った。



逆に私は的かすったぐらいだったし
周知の下手くそ並みだったから
簡単にできてしまう聡子が羨ましかった。
聡子の教え方でも曲がりなりにも初心者
向けだろうなってことは感じていた。