戻らない彼氏の記憶

「ごめんね、頑張って思い出そうと



してもやっぱり無理で」



「出来ないからって自分を



責めない方がいいよ、ワケアリなんだから」



むくっと上体を起こす。



「私、が、彼女に居続けることで




メリットある…?」



1番聞きたくなかった言葉だからか、



膝頭をぎゅうっと握り締め、



奥にある感情を抑えてるみたいだった。



「関係ないよ。



記憶をなくしても満は満だし」