恋する鏡


「あなたは誰…?どこからきたのかしら…?」



その人物は踵をトントンと鳴らし



手の骨を組みながら鳴らした。



相変わらず無表情だったけれど。



「紙に書いてもらおうかしら、執事。



紙とペンを用意するように」




「かしこまりました」



支度を済ませ紙とペンを渡す。




ひらがなでも漢字でもなかった。



サイン調に書かれたそれ。




解読不能だった。執事に読ませる。