恋する鏡



「あの鏡の能力すごいね。


割れた箇所から人間が出てくる


ってどういう仕組みなの」



あっ。話してなかったな…。


「運命の相手を映す鏡で


何回鏡に映しても真っ暗だったから


割ったの」




「そんな不純な動機で



映る代物なんだ…興味深い。



研究者になろうかな」



私のはしたない所業で



夢が変わる…!



ろくでもない研究者の



チームになったらどうしよ。



支離滅裂で、摩訶不思議なのに。



「とりあえず明日学校行きたいよね。



切符代渡すよ。いくら要る?」



もじもじしつつこう答える。



「私…哲の住んでる場所も知りたいの。



いつでも会いに行きたいし…」