終わる世界は君色に染まる


次の日。

昨日の雨が嘘だったかのように晴天だった。

あの後、気付けば俺も寝落ちていたらしく、しばらく経って目が覚めたノアに起こされた。

起きた時にはだいぶ日も暮れていて、俺はそのまま基地に戻った。

そして、今日も研究を終えた俺はその足でノアの元に向かっていた。

なんでかはわからないがノアのことが気になり、すぐに会いたかった。




「ノア!」




ノアがいる場所に着き、名前を呼んだ。




「蒼」




少し嬉しそうな感じで俺の元に向かってくる。




「寂しくなかったか?」




地球にいる妹とノアをまた重ねてしまい、そう尋ねた。




「寂しいなんて感情、ロボットにはないよ」




ノアはそう答えたがその瞳は冷めていても、やっぱりどこか悲しそうに見えた。




「……少なくとも、俺はノアに感情がないようには見えない」




そう言いながら、ノアの頭を撫でた。