終わる世界は君色に染まる





なぜ“運命”なのかはわからなかったが、この星が人間にとって注目の的になっていることはわかった。

おそらくノアは何年も来ていなかったこの星に人間が現れたことに対して、不信感や嫌悪感を抱いていたのだろう。

それなら最初は攻撃的な姿勢だったことにも説明がつく。


……200年ぐらい前からここにいるって言ってたっけ。


人間じゃないにせよ、200年も朽ちずに動き続けていることに懸念を抱く。

どんなに科学の力が発展してようとそこまでの長い間、機械が正常に動くわけがないのだ。

そもそも人類に認知されていなかったこの地になぜ一人でいるのか。


……やっぱりノアについて知らないことが多すぎる。




「今日は先に休みますね。おやすみなさいです」




このまま考えていても埒が明かないと思い、上司にそう告げると俺は寝床に戻った。