学校の階段は全部で十三段。でも、登る時は必ず十四段になるんだ。友だちが「十三段目と十四段目の間に、何かが挟まってるからだよ」って教えてくれた。怖くて誰も見ないようにしてたんだけど、昨日、ふと足元を見ちゃったんだ。あんなに隙間なんてないはずの階段に、真っ白な指が五本、ぎゅうぎゅうに突き刺さっていた。