恋とは明月

神君と体育館の階段を降りる。


「待って」


私のもう一方の手を掴む何者か。



振り返るとさっきの美少年。



饒舌にまくしたてる。



「俺美術部入部希望の塚原慎也っていうんだ。


一年でおそらく同じクラスで。仲良くしたいと



思ってるんだけど君はどうかな?



その辺の害虫にはならないつもりなんだけど」