財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて

だから六花は頑張った。

朝食の席では自分から話しかけた。

庭園を散歩している翼にも声をかけた。

書斎で本を読んでいる碧にも話しかけた。

ゲームをしている蓮にも話しかけた。

とにかく何か接点を作ろうとした。

しかし結果は散々だった。

蓮は返事こそするものの、

「へぇ」

「そうなんだ」

「ふーん」

で終わる。

碧に至っては、

「そう」

で終わる。