財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて

そして、その中央を通ってこちらに歩み寄ってくる一人の中年男性は、道明寺グループ会長の道明寺(どうみょうじ)雅臣(まさおみ)

「ようこそ、六花さん」

穏やかな笑みを浮かべて、私を出迎えてくれた。

「本日からお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。」

お父様と対面した時のように、指先にまで神経を張ってお辞儀する。

「そんなに緊張しなくていいよ」

雅臣さんは笑ってくれた。お父様とはまるで雰囲気が違う。

「問題はうちの息子たちだからね」