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書斎へ近づけば近づくほど足取りは重くなり、胸の奥には嫌な予感がじわじわと広がっていき、まるで見えない鎖で引きずられているような気分になっていた。
お父様に呼び出されて良い思いをしたことなど、一度もない。
いつだって命令か叱責、そして躾。それだけ。
いつだって西園寺家のため。
そこに私自身の気持ちが入り込む余地はほとんどなかった。
だから私は無意識に優斗の燕尾服の袖を掴んでいた。
心の拠り所を求めるように。
優斗は何も言わず、ただ私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれていた。
それだけで少し落ち着いてくる。
書斎へ近づけば近づくほど足取りは重くなり、胸の奥には嫌な予感がじわじわと広がっていき、まるで見えない鎖で引きずられているような気分になっていた。
お父様に呼び出されて良い思いをしたことなど、一度もない。
いつだって命令か叱責、そして躾。それだけ。
いつだって西園寺家のため。
そこに私自身の気持ちが入り込む余地はほとんどなかった。
だから私は無意識に優斗の燕尾服の袖を掴んでいた。
心の拠り所を求めるように。
優斗は何も言わず、ただ私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれていた。
それだけで少し落ち着いてくる。

