僕は妄想の世界が嫌いだ。…特に恋愛のことで。
漫画のように現実は上手くは行かない。曲がり角でぶつかりそうになって恋するなんてないし、傘を忘れたから一緒に傘に入る、なんてこともない。あるとしたら、クラスで明るくて優しいイケメンだけだ。
だから咲良に恋をしないつもりだった。もう失敗したくないから。
クラスの明るいムードメーカーで、みんなに優しく、誰からも慕われて誰もが認めるイケメンの修斗。
教室で静かに友達と話していて、全てのパーツがモデルのように揃っている芽衣。
漫画の世界ならこの二人が主人公で、僕は教室の隅にいるただのクラスメイト。
そんな僕がヒロインの芽衣に恋をしても、成功するはずがない。心の中では分かっていたはずなのに...好きになってしまった。
彼女の明るい笑顔と何事も頑張る姿に惹かれた。
アップローチがしたくて、どうすれば良いか考えた。DMを送ってみるとか、思い切って話しかけてみるとか。でも僕にそんな勇気はない。ただ黙って彼女を見つめる。それしかできなかった。
実は芽衣のことが好きなんだ。…そんなことを友達に言えば、お前があの芽衣様を?無理無理、って笑われるから誰にも相談できない。
だからって見つめているだけじゃだめだった。何か行動を起こしてたら、僕にチャンスが来ていたかも知れない。
でも何も起こさなかった僕は後悔することになった。そう、修斗と芽衣が付き合ったってしまったのだ。クラスのみんなが彼らにおめでとう、と言い祝福した。
二人の出会いはこうだ。
部活で遅くなって、周りには誰もいない雨の日に傘を忘れた芽衣は、どうしようかと玄関の前で立ち往生していた。
そんな時に修斗が来て「俺の傘使って。俺もう一本持ってるから。じゃあ気をつけて」と言って、本当は傘なんか持ってないのに雨の中を走って駅まで行ったらしい。その夜に仲良くなって、付き合うことになったらしい。
どうせカレカノがいるってみんなに自慢したかったんだろう、って否定的な考え方をしてしまう。そんな運命的な出会いをしてるのが羨ましくて、羨ましいだけなのに。
これが僕の中一の頃の本当の初恋の物語だ。この恋をただ自分がした恋の中に入れていなかっただけ。
漫画のように現実は上手くは行かない。曲がり角でぶつかりそうになって恋するなんてないし、傘を忘れたから一緒に傘に入る、なんてこともない。あるとしたら、クラスで明るくて優しいイケメンだけだ。
だから咲良に恋をしないつもりだった。もう失敗したくないから。
クラスの明るいムードメーカーで、みんなに優しく、誰からも慕われて誰もが認めるイケメンの修斗。
教室で静かに友達と話していて、全てのパーツがモデルのように揃っている芽衣。
漫画の世界ならこの二人が主人公で、僕は教室の隅にいるただのクラスメイト。
そんな僕がヒロインの芽衣に恋をしても、成功するはずがない。心の中では分かっていたはずなのに...好きになってしまった。
彼女の明るい笑顔と何事も頑張る姿に惹かれた。
アップローチがしたくて、どうすれば良いか考えた。DMを送ってみるとか、思い切って話しかけてみるとか。でも僕にそんな勇気はない。ただ黙って彼女を見つめる。それしかできなかった。
実は芽衣のことが好きなんだ。…そんなことを友達に言えば、お前があの芽衣様を?無理無理、って笑われるから誰にも相談できない。
だからって見つめているだけじゃだめだった。何か行動を起こしてたら、僕にチャンスが来ていたかも知れない。
でも何も起こさなかった僕は後悔することになった。そう、修斗と芽衣が付き合ったってしまったのだ。クラスのみんなが彼らにおめでとう、と言い祝福した。
二人の出会いはこうだ。
部活で遅くなって、周りには誰もいない雨の日に傘を忘れた芽衣は、どうしようかと玄関の前で立ち往生していた。
そんな時に修斗が来て「俺の傘使って。俺もう一本持ってるから。じゃあ気をつけて」と言って、本当は傘なんか持ってないのに雨の中を走って駅まで行ったらしい。その夜に仲良くなって、付き合うことになったらしい。
どうせカレカノがいるってみんなに自慢したかったんだろう、って否定的な考え方をしてしまう。そんな運命的な出会いをしてるのが羨ましくて、羨ましいだけなのに。
これが僕の中一の頃の本当の初恋の物語だ。この恋をただ自分がした恋の中に入れていなかっただけ。



