初恋シンフォニー

「マジに決まってるじゃん」


啜り泣きが聞こえる。ワントーン低めに喋った方がいいか。



「私達は私達。自由に飛び立とうね」




「…ズビ。こんな彼女貰えて幸せだよ」



泣くの辞めてと言いそうになったが食い止める。



「俺も精進しないとだね、立派な営業職について、母の目から少しでも背けるように頑張るよ」




「うん、営業職に就きたいのか…。わたしは音楽の専門学校行きたいけど結婚はその後でもいいよね!」




号泣してるのが聞こえる。滅入るが我慢。