「おーーーーー!!!あいくーーーーー!!!!」
「もう!!なんでいつもこうなるのぉ!!!!!」
子犬と子猫が道路を駆けてくる。
その後ろには、カラフルな集団がいた。
記憶がフラッシュバックする。TOARIOの時とは色合いが違うけれど、あれは完全にツルだ。
「あいくちゃん!!逃げないと!!!!」
「お前はここに残れよぉ!!おとり作戦だよぉっ!!」
「なんであたしが、あんたたちのおとりにならなきゃいけないのよ!!!!」
もみくちゃになりながら、あたしたち4人は駆け出した。
カフェオレ色の髪をなびかせて先頭を走る由依。何とかあたしをおとりにしようと機会を伺う樹理。ヒーヒー呻きながら重い足を精一杯動かすシオン。あたしたちは大通りから逸れて、路地の中に逃げ込んだ。
悪臭のするゴミ箱の間に隠れて、大通りから見えないように、体を寄せ合った。
「ふーっ、何とか巻いたか?」
「近づくなよ、性悪女!!」
「あんたが向こう行けばいいでしょ!!」
「しーーっ!!聞こえちゃう!!」
ゴミ箱からそっと大通りに目を向ければ、カラフルな目立つ服装の女子たちがウロウロと辺りに目を向けていた。数人が諦めて他の道へ入っていく所を見て、全員の力が抜けた。
