小悪魔DOLL【Ⅰ】








ガチャガチャ、ポンポン!!

ピコンポコン、キララララン♪

ガチャガチャ、ポンポン!!

ピコンポコン、キララララン♪


可愛らしい音が響き渡る中で、あたしは倒れたまま、動く事もできなかった。

体が痛くて、重くて、動けない。





「ご主人様は、だぁれ????」


目の前は真っ暗だった。

何も見えない暗闇に、その声が響く。

甘ったるい、猫なで声だった。

まるで子供のような、男の子かも女の子かもわからない、そんな声。




「ご主人様の、お名前はぁ???」

その声の主を見つけようと、あたしは首を横に振った。

首がキシキシと痛んで、後頭部が鈍く痛む。お腹に乗っかられている感覚がする。あたしは、そっと目を開いた。

ぼやけた視界に、マシュマロブラウンの瞳がつるんと光った。

真っ白な透き通るような肌。

小さな鼻が、数ミリの距離まで近づいた。




「……ここは、どこ?」

もしかして、異世界に飛ばされたのかもしれない。

頭の隅でそんな突拍子のないことを考えていた。

「にゃんっ」

何言ってんだコイツ。