湿った唇



穿って唇──。



コーヒーに香辛料加えるだけで
私の味好みになる。



味覚を知られる訳にはいかない。




キスは縁遠い。




特に唇は。




焦げ臭いクッキーを食べる。




後輩が作ってくれたものだ。




雨傘を差し帰路へ向かおうとする。