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学校が終わったある日の放課後
今日も三つ子は家で過ごしていた。
「プリン出来たよっ…!でもね…材料が一つ分しかなくて、一つしか作れなかったの」
そうキッチンの方から聞こえてきた声は、長女で料理上手で文武両道
町でも噂の完璧ガール・ユキの声。
「えーっ!じゃあ~、誰が食べるの~?」
リビングのソファーからバッと立ち上がり叫んだのはちょっと…だいぶアホ、いや天然な次女のアイカ。裁縫が得意で不器用に見えるが意外にも器用だったりする。
「なにをどう考えても俺でしょ。」
アイカの隣に座っていた、俺っ子のカナメ、末っ子。町を歩けば周りの女性達から黄色い悲鳴が上がるレベルのイケメンだが、身も心もれっきとした女の子だ。
「「「……………………」」」
「このプリンは…私のーっ!!」
「このプリンは…アイカの~!」
「このプリンは…俺のーーー!」
三人の声が見事にハモった。
リビングに三つ子集結。プリン争奪戦バトルがスタート!!
「このプリン作ったの私だし…っ」
「この中でユキねえが作ったプリン一番好きなのアイカだよ~~~~!」
「どう考えても末っ子の俺に譲るべき!!!!」
むむ…としばらく睨み合い。
__こんな幼稚園児のような争いをしている三人だが外ではあら不思議。
ファンクラブがあるレベルで盛大にモテている。
「食べたい!ほしいーーーー!!!!」
そう叫びバッとユキとカナメに抱き着いた。
その瞬間カナメがぐらっとバランスを崩す。
ユキが急いでカナメの背中に手を伸ばす。だが―――
人一人を片手で押さえられるわけがない。
全員で思いっきりバランスを崩しアイカが机の角に頭をぶつけそうになったその時だった。
___床に光る魔方陣が現れたのは。
