――――……
――…
AnBarの二階。
窓から差し込む、眩しい西日に目が覚める。
「………」
夢を、見ていた。
幸せだった頃の記憶。
オムライスを勢いよく口にかきこんで、満足そうな顔をしてから、コップのお茶を一気飲みする彼の姿が脳裏にチラついた。
とっくに夢は覚めたというのに、勝手に記憶の続きを再生する脳内を振り払うように、布団から勢いよく起き上がった。
さて、今日は家政婦の日だ。
さくっと支度をして、早々にAnBarを出た。
もう何度か通ったユキの家。
少しずつだけど片付けも進み、一先ずリビングだけは綺麗になった。
今日は寝室に手をつけようかな。
着いたらすぐに洗濯物を回さなきゃ。
そんなことを考えながら、家に上がり、廊下を進んでリビングの戸を開けると。
私は思わず足を止めた。
「あれ、ユキさん?」
「おはよう」
「おはようございます……」と驚きながら、荷物をソファに置く。
ユキはソファの前のローテーブルにノートパソコンを置いて仕事をしていた。
パソコン周りにはペットボトルの紅茶と、灰皿。
それから床には脱ぎ散らかしたジャケットと鞄が無造作に置かれている。
家政婦として通いだしてから、この時間帯にユキが自宅に居るのは初めてだった。
――…
AnBarの二階。
窓から差し込む、眩しい西日に目が覚める。
「………」
夢を、見ていた。
幸せだった頃の記憶。
オムライスを勢いよく口にかきこんで、満足そうな顔をしてから、コップのお茶を一気飲みする彼の姿が脳裏にチラついた。
とっくに夢は覚めたというのに、勝手に記憶の続きを再生する脳内を振り払うように、布団から勢いよく起き上がった。
さて、今日は家政婦の日だ。
さくっと支度をして、早々にAnBarを出た。
もう何度か通ったユキの家。
少しずつだけど片付けも進み、一先ずリビングだけは綺麗になった。
今日は寝室に手をつけようかな。
着いたらすぐに洗濯物を回さなきゃ。
そんなことを考えながら、家に上がり、廊下を進んでリビングの戸を開けると。
私は思わず足を止めた。
「あれ、ユキさん?」
「おはよう」
「おはようございます……」と驚きながら、荷物をソファに置く。
ユキはソファの前のローテーブルにノートパソコンを置いて仕事をしていた。
パソコン周りにはペットボトルの紅茶と、灰皿。
それから床には脱ぎ散らかしたジャケットと鞄が無造作に置かれている。
家政婦として通いだしてから、この時間帯にユキが自宅に居るのは初めてだった。

