余所者-よそもの-【 2 】



「土曜夜ここ泊まって、日曜どっか出かけようぜ」

「どこに行くの?」

「考えとく」


そこでシドのスマホが鳴った。
どうやら迎えが来たようだった。


「土曜は確定、それまではまた連絡する」

「わかった」

「連絡無しでここには来るなよ?」

「……うん」


どうして?って聞こうかと思ったけど、やめた。

他にも女が居るのかもしれない。
野間くんじゃないけれど、私だって野暮じゃない。


「お疲れっす」

店の外に出ると、迎えは野間のバイクだった。


多夜さんじゃなくて良かったって思いながら、私はリビドーを後にした。