やがて行為が終わり。
……いつの間にかベッドで眠ってしまっていた。
隣で眠るシドを起こさないように、こっそりとベッドを抜け出して立ち上がろうとした。
――ガタン、
「……え?」
ベッドの下に落ちた自分。
まさか、そんな、と驚いた。
腰に、力が入らない。
「……どうした?」
「ごめん、シド。起こしちゃった」
裸のまま床にへたる、みっともない自分。
……眠っていてほしかった。見ないで欲しい。
「勝手に帰るな」
ベッドから伸びた手が、私の腕をガシッと掴む。
「シャワーを浴びようと思って」
「ああ」
腕で必死に前を隠していると、シドは起き上がり、床にいる私の元へとやってきた。
「悪かったな。ヤりすぎた」
きっと私がどうしてここへたり込んでいるのか察したシドは、私を軽々と抱き抱えてベッドの上へと戻した。
「風呂、入れてやろうか?」
そしてとんでもないことを真面目な顔で言いだしたので、首をブンブンと横に振って全力で拒否した。
「じゃあもう少し休んでろよ。俺、先入る」
そう言って、この部屋の出入口付近にある、もう一つの扉の向こうへと消えていった。
――『ちょうどいいっすね!ウチ風呂あるんで。行きましょ』
野間の言う通り、本当にお風呂があったんだ。

