長い長い沈黙の後
莉子の震えた小さな声が耳に入った
「冗談やめてよ・・・
庄司はあたしの友達じゃん」
「俺は友達なんて一回も思ったことないから。
本当はさ、莉子と付き合ったのが雄平じゃなかったら俺もっと早く莉子に告ってたと思うし。」
「どういうこと?」
「諦めようとは思ったんだ。
俺にとっては莉子も雄平もすげぇ大事な存在だから。
でも無理だった。
忘れようとすればするほど、莉子のことが好きになって。
気付いたらもう手遅れだった。
ごめん・・・。
俺がちゃんと雄平のこと言ってれば、莉子がこんなに傷付くこともなかったのにな。
本当ごめん」
「謝らないでよ。
庄司のせいじゃないから・・・。」
俺何やってんだろ
友達になって結構経つのに
莉子が俺に興味ないことなんて分かり切ってたはずなのに
こんなこと言って莉子のこと困らせて
気付かないふりをしてたわけじゃない
納得してなかったわけでもない
ただ俺は
俺の傍で
君に笑ってもらいたかっただけなんだ



