今年のクリスマス。 俺はサンタクロースに祈った。 今まで欲しいと思ってた最新のゲームとか いつもより多めのお小遣いとか そんなものいらない。 何にもいらないから だからあの子を 篠崎莉子を 俺に下さいって。 もう高校生の俺が、サンタクロースなんていう存在にこんなことお願いするなんて かなり乙女チックで 痛すぎるけど そんなことしてまでも 俺は彼女の存在が 欲しかったんだ