年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 わたしたちは再び駅まで歩き出す。

「実は、わたし結婚を申し込まれた相手がいるんです……」

「ええええ! まじか! なに婚約してんの?!」

 谷口さんが歩いていた足を止める。人が多く通る駅前なので、一斉にこちらに視線が集まった。

「ちょ、驚きすぎですってば!」

「ああ、すまんすまん。でもいいの俺なんかといて?」

「だけど、振られたというか、その……全然だめになったので大丈夫ですよ」

「ていうか、でもさ結婚してるわけでも彼氏でもないってことでしょ……?」

「まあ、今はそんな感じかと」

「じゃあ、俺にチャンスちょうだいよ」