年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 カフェのバイトが終わった後の土曜日の夜に会うことになった。

 待ち合わせ場所は繁華街ではなく、わたしの地元だった。

 王子さまがどうしても、わたしの地元に来たいと言ったからだった。

「蒼波さん!!」

 改札を抜けて、笑顔でわたしの方に向かって走ってくる。うわー今日も最高にかっこいいし、なんか吹いてきた風いい匂い。

「唯斗くん、わざわざありがとう」

「大丈夫だよ」

 たまに現れるタメ口に、不覚にもきゅんとしてしまう。

「手繋いでもいい?」

「え」

 返事もしてないのに、王子さまがわたしの手をさらっていく。おっきくて綺麗な手だった。

「うふふふ、蒼波さんの手ゲット!」

 はあ〜って思う。無邪気すぎる!