年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 わたしは封筒を取り出す。現金……? いやまさかね。

 そろっと開けると、中にはすでに予約済みの映画のチケットがあった。

「なんですか……? 映画のチケット……?」

「そう! これアクションものなんだけどめちゃくちゃおもしろいらしいから一緒に行こうと思って」

 チケットの日にちは、今日の夜になっていた。

「きょ、今日ですか?!」

「そう。18時に映画館で待ってるから、仕事終わらせてきてよ」

「急すぎません?!」

「じゃーねー」

 谷口さんは特に他に用事はなかったようで、会社の玄関から出て行った。