年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 会議室から出てきたのは、13時を過ぎようとした時だった。

「おつかれ〜」

 谷口さんが部屋に入ってくる。

「お疲れ様です」

 女性社員たちがにっこりと微笑む。なんか渡しづらいし……と思いながらもせっかく作ったし、と声をかける。

「お疲れ様です」

「おう」

 そしてわたしは目配せして、紙袋の方を見るように合図する。

「ん……? んん?! まじ!」

「ちょ。声大きいですってば」

「ごめんごめん」

 袋を持った谷口さんが、わたしを手招きするので廊下についていく。