年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 わたしが慌ててスマホを取り出していたら、遠くに男性の姿が見えた。

 遠くてはっきり顔が見えなかったけど、どこか見覚えがあって……。

 あ――って思っていたら、走って行ってしまった。

「すみません、ここで失礼します」

「蒼波ちゃん、送るよ?」

「大丈夫です」

 わたしは走る。王子さまの影を追いかけて。