年下の王子さまから即プロポーズされて?!

「はい、P社でございます」

 わたしは朝一番電話に出た。

 得意先のひとだった。今日の会議の到着時間が遅れそうなので伝えておいてほしいというもの。

「かしこまりました。では担当にその旨を申し伝えておきますね」

「大野さんは今日いるん?」

「はい、いますが……」

「そっか、会えるの楽しみ」

 得意先の谷口(たにぐち)さんだ。

 いつもこんな調子で気さくに声をかけてくれる。