年下の王子さまから即プロポーズされて?!

「あ……」

 わたしは手がすべって、口に入れようとしていたピザが服に落ちてついてしまった。

「なにやってんだよ、ほら、待てって」

 海斗が立ち上がり、濡れて布巾を持って来てくれる。

「蒼波ちゃん大丈夫〜?」

 お母さんも驚いて席を立った。

「大丈夫ですよ、ごめんなさい。鈍臭くって……」

「ほら」

 と海斗がわたしに渡そうとした濡れた布巾を、王子さまが奪い取る。

「ぼくが拭いてあげるからね」

 王子さまが真剣な眼差しで、わたしのワンピースをちょこっと掴んで拭いてくれた。