年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 ずっとこれからも一緒にいて、結婚すると思っていた海斗に「重い」と言われて振られ、泣いても泣いても涙が枯れないことを知った。

 ものも喉を通らなくて、変に痩せて部屋からも出られなくなった。

 それぐらい、でも海斗に依存していたんだと思う。

「重い」って言われて当然だと自分でも思うようになった。
 変わろうって思って、あんまり力を入れていなかった仕事にも本気で打ち込むようになった。

 最初は慣れなかった社会人にもどんどん慣れて、会社でも話せるような人ができた。

 働き始める前は、同い年とか同世代みたいなものに縛られていたけど、今の会社で本気で働いてからはそんなこと関係ないと知った。むしろ、歳の違いも、経験も違うからこそお互いに助け合って会社や社会が成り立っていることをわたしは学んでいった。

 上司にも本音で話せるようになった。

 だけど、でも谷口さんの言う通りだとも思う。

「助けて」って言うのが怖い。

 拒絶されたらって思うと、なにも言えなくなる。

 一瞬にして、信頼って失われるものだと思うから。