年下の王子さまから即プロポーズされて?!

 王子さまは今日も家まで送り届けてくれた。

 手を振って、ハグをしてから別れる。見えなくなって、わたしは家に入った。

 まさかの海斗と兄弟だったなんて……それにしてもあの3人似てないのにイケメン。違った形で王子さまだ。

 わたしは自分の部屋に行き、カバンから海斗から渡された箱と手紙を取り出す。

《蒼波へ まさか本当に会えるだなんて、まじで嘘みたいに嬉しかったです。俺は本当に最低でした。
 蒼波以外はこれまでも、これからも考えらません。古い思い出だけじゃなくって、新しい思い出をふたりで作っていこう。海斗》

 手紙なんてくれる人じゃなかったけど、不器用な優しさをたくさんくれるひとだった。

 今日聞いた気持ちをもっと早く知りたかった。もっと早く知っていたら、わたしは海斗と結ばれていたのだろうか?

 そうしたら、王子さまには出会わなかった……いやすでに出会っていたのか。