年下の王子さまから即プロポーズされて?!

「よ」

 待ち合わせに向かうと、Tシャツにデニム、そして小さなカバンを肩からかけた海斗がいた。

「なに、むくれてんの」

「そ、そんなことないけど……」

 はあ〜ひとのこと振っといて今更なんの用事があるんだろうって思いながら、ちょっと後ろを歩く。

「可愛いじゃん、その服」

 だってさ、王子さまに会うからだもん。あなたのためじゃないよって思いでいっぱいになる。

 にこって微笑んでくれる海斗。昔に戻った気には全くなれないけど、優しかったなあとか思い出す。