年下の王子さまから即プロポーズされて?!

「ぼくたち結婚するんだよ、ねー蒼波さん!」

 グイッと、王子さまに腕を引っ張られる。

 確かに近くにふたりがいると、雰囲気がなんとなく似ている気がしないでもない。
 
 まあ、似てない兄弟もいるしな、なんてことをわたしは考えた。

「いやいやー何言ってんだよ、まだ唯は大学生だろ? きちんと社会に出てからそういうこと言えよな」

「出た出た、春くんのその俺は働いてて偉いですよアピール」

「この間車貸してって言って、彼女とデートするからって、蒼波ちゃんのことだったんだな?」

「借りるぐらいいいだろ?」

 何、どうしよ。喧嘩始まった?