「おまえの肩に小さいおじさんがいる!」
「うそつくなよ」
「ほんとだって。足ぶらぶらさせてるじゃん」
「もういいって」
クラスで小さいおじさんが流行りだした。誰かの肩に乗っかっていると騒いでは盛り上がっている。
雪人はトイレの鏡の前に立った。うそだとわかっているけれど、つい見てしまう。
いない。
鏡に映っているのは、雪人と前髪が異様に長い女の顔。
コイツのことも、誰かに見えたらいいのに。
「うそつくなよ」
「ほんとだって。足ぶらぶらさせてるじゃん」
「もういいって」
クラスで小さいおじさんが流行りだした。誰かの肩に乗っかっていると騒いでは盛り上がっている。
雪人はトイレの鏡の前に立った。うそだとわかっているけれど、つい見てしまう。
いない。
鏡に映っているのは、雪人と前髪が異様に長い女の顔。
コイツのことも、誰かに見えたらいいのに。



