地下室への怪段

小学校の南校舎の地下一階に、ほとんど使われていない倉庫があるんだって。その地下倉庫に続く階段を、ひとりで数えながら降りると、階段が増えたり減ったりするんだって。そんな怪談話を聞いたわたしは、夕方、ひとりで数えながら降りてみた。「いち、に、さん……」やがて、地下倉庫の開いていた扉の中へ足を踏み入れる。「じゅうさん、じゅうよん!」そして振り返ると、後ろは真っ暗闇。地上へ向かう階段はどこにいったの?