元香
『…長くても、愛祈琉の高校卒業を待たずに…。』
愛祈琉
「全然知らなかった…。」
元香
『…”愛祈琉が大舞台に上がって、たくさんの人が愛祈琉の歌に感動してるところを見届けるまでは意地でも生きる”って…ずっと言ってたの。』
―『ウチはそんなもん気にしねぇから、いつでも帰ってこい』―
私がアンチに苦しんでいた頃の修児くんの言葉が頭をよぎった。
修児くんは余命を隠し、限界に抗い、命がけで私を応援してくれた。
私は修児くんにもらってばかりじゃなくて、少しは修児くんを救えていたのかな…?
ポロ、ポロ、
愛祈琉
「…修児くん…!」
元香
『…今年の冬休み、修児の実家に帰ってあげて。アイツ、愛祈琉と雪原を散歩するのが好きだったし。』
愛祈琉
「私、帰省してもいいの…?」
元香
『…去年”帰省しないで”なんて言って…ごめんなさい。』
愛祈琉
「お母さんも一緒に帰ろうよ。」
元香
『…私はいいの…愛祈琉の”ワンマンライブ”の邪魔をしたくないから。』
愛祈琉
「ワンマンライブ?」
元香
『…修児に聴かせてあげて。愛祈琉の好きな”雪原の音”を見ながら。』
『…長くても、愛祈琉の高校卒業を待たずに…。』
愛祈琉
「全然知らなかった…。」
元香
『…”愛祈琉が大舞台に上がって、たくさんの人が愛祈琉の歌に感動してるところを見届けるまでは意地でも生きる”って…ずっと言ってたの。』
―『ウチはそんなもん気にしねぇから、いつでも帰ってこい』―
私がアンチに苦しんでいた頃の修児くんの言葉が頭をよぎった。
修児くんは余命を隠し、限界に抗い、命がけで私を応援してくれた。
私は修児くんにもらってばかりじゃなくて、少しは修児くんを救えていたのかな…?
ポロ、ポロ、
愛祈琉
「…修児くん…!」
元香
『…今年の冬休み、修児の実家に帰ってあげて。アイツ、愛祈琉と雪原を散歩するのが好きだったし。』
愛祈琉
「私、帰省してもいいの…?」
元香
『…去年”帰省しないで”なんて言って…ごめんなさい。』
愛祈琉
「お母さんも一緒に帰ろうよ。」
元香
『…私はいいの…愛祈琉の”ワンマンライブ”の邪魔をしたくないから。』
愛祈琉
「ワンマンライブ?」
元香
『…修児に聴かせてあげて。愛祈琉の好きな”雪原の音”を見ながら。』



