アイドル学園Ⅴ〜Brillo Estrella - FUTURE STAGE -〜

講堂は静まり返っていた。

冬の光が、ステンドグラスを通してゆっくりと降りてくる。

まるで、今この瞬間だけは時間そのものが止まっているかのように。

照明はやや青みがかった白

沙弥「それでは、高等部卒業式を始めます」

その声が響いた瞬間。

“終わり”が、確かに始まった。

沙弥「卒業証書授与」

卒業生を見送る…

沙弥「アイドル科 愛川…莉奈!」

莉奈「はい」

一歩、前へ。

その背中には、これまで積み重ねてきた“E4…生徒会の時間”がすべて刻まれていた

莉奈「私はこの学園で、たくさんの“輝き”を知りました
そしてその輝きを次の世代へ繋げる立場になれたことを誇りに思っています。」

軽く微笑む。

でもその目は、もう次を見ていた。

莉奈「生徒会長として、E4として…
たくさんの気持ちでいっぱいです。
私を育ててくれたこの学園にも感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、最後に学園TOPの景色を…
最強の従姉妹達と見ることができて嬉しかったです!
ありがとうございました!!」

拍手。

長く、深く、温かい拍手。



そう…1人ずつ、名前を呼ばれて…

挨拶をする…

もちろん、学科別に…

これがBrillo Estrella学園の伝統…

沙弥「続いて…スクールアイドル科
土叶…沙奈恵!」

沙奈恵「はい!」

一歩前へ出た瞬間、空気が変わる。

“次代の中心”として、学園最強の🌌Universo💫の最年少として…
立ち続けた少女

沙奈恵「46代目としての時間は、本当に濃くて、たくさんの出会いと、たくさんのステージがありましたわ
そして、先に巣立っていかれたお姉様的存在のメンバーに追いつけた気がしますの…」

少しだけ笑って…

沙奈恵「そして私は、🌌Universo💫の最年少としても、46代目B4の最年長としても…
この学園に立ち続けますわ
だからこれは“終わり”ではなく…
“通過点”ですわ!
ありがとうですの!!」

その言葉に、観客席が揺れた。

沙弥「愛川…莉乃!」

E4として、生徒会副会長を務めあげた少女。

莉乃「はい!
私は、生徒会として様々なことを学んできました。
従兄である愛咲兄弟には長年、お世話になりましたし…」

愛咲四兄弟が涙ぐむ

(まだ早いよ〜By 作者)

莉乃「最後に学園TOPという景色を従姉妹4人で、見れたこと…
大変、嬉しく思っています。
本当に、ありがとうございました!」

沙弥「続いて…デザイナーアイドル科
愛羽…花音!」

1人の少女がマイク前に立つ…
その少女は、生徒会書記をしていた

花音「私は従姉妹専用のブランド…
Love Flowerのトップデザイナーを務めてきました。
そして、生徒会としても長きに渡り、続けてきました。
最後に従姉妹4人全員で、学園TOPの景色を見ることができて!
すごく嬉しかったと共に、この学園を卒業することが何よりも寂しいです。」

愛咲四兄弟はまたも涙ぐんだ

(だからまだ早いよ〜By 作者)

花音「本当に!ありがとうございました!!」

沙弥「続いて…プロデューサーアイドル科」

そして、4人目の生徒会…
生徒会総務を務めあげた少女

沙弥「愛羽…花南!」

花南「はい!」

一瞬、講堂の空気が締まる。

花南「長年、従兄である愛咲兄弟に支えられながら、今のE4があると思っています。
そして、何より!!
最後のB4・E4決定戦で、従姉妹4人全員で、学園TOPの景色を見ることができて、正直なところ…
複雑な気持ちであると共に、大変嬉しく思っています。
この学園で培った経験を将来のために役立てて行きたいです!
ありがとうございました!!」

全員が一歩下がった、その瞬間…

愛咲四兄弟が涙ぐむ中で…
講堂が、完全に静かになった。

誰も喋らない…
誰も動かない…

沈黙が訪れた

ただ、“終わったこと”だけがそこにあった。

そして…

沙弥「……卒業、おめでとう」

拍手が鳴り響く…
少し遅れて涙混ざりになる

(よく生徒会を頑張ってくれたね!ありがとう。囁かながらな卒業祝いです!おめでとう!By 作者)