全身全霊の愛でした


えぇー、どうするよ…
こんなの顔に出たら看護師失格だよ。
カッコよすぎるよ…、、、

ー病室ー
ピッピッピッ…(モニターの音)
たくさんの管に繋がれて眠ってる成瀬

私「成瀬さん、今日は曇りですね」
「もう梅雨入りしたみたいですよ」
「成瀬さんのお仲間さん達素敵ですね」
「成瀬さんのためにこんなに写真たくさん」

私は毎日成瀬さんに話しかけた。
外傷のせいで意識にムラがあり、会話ができる日と
眠っている日と、、、、
それでも少しでも今の世界を知って欲しくて話した。

私「皆さん、心配してますよ。早く元気にならないと」
「人生って不公平ですよね笑頑張ってる人が報われな い」
「これからも応援してますから、LIVE行きますね」

そう、そうだ。
雄馬くんはもうすぐデビューできるはずなのに
こんなに10年も下積みして頑張ってきたのに
そのツアー中にこんな大怪我なんて、、


ー6ヶ月後

成瀬さん!退院するんだって!!!
うわーん、眼福だったのに〜。

私:そうか、この夢みたいな時間も終わるのか
でも元気になれてよかった。生きててくれてよかった。さっ仕事仕事〜!がんばるぞー!


成瀬「あ、あの!看護師さん!」

私「…?私ですか?」

成瀬「はい!あの、、長い間お世話になりました。」

私「いや、私は何も。チーム医療なので」

成瀬「いや!その、声掛け続けてくれましたよね。上手に返せなくて、聞こえてはいたんですけど。話しかけてくれた人貴方だけだったから嬉しくてつい。ありがとうございました。」

えぇぇぇぇえ!!ファンだってもしかしてばれてる?!
それだったらやばいよね、どうしよう。

私「いえ、またその笑顔が見れて嬉しいです。」
「では。」

私は小走りに立ち去る