恋を隠して、バレないで


……へ?


あまりの破壊力に呆然。
開いた口が塞がらない。



「冗談なんかじゃないから、本気だよ」



背後から差し込む光で、有泉さんに影が落ちる。

あまりの迫力にごくんと息を呑むと、なにか言おうと口をパカパカ動かした。



「で、でも!!有泉さんと私なんて釣り合いません!!私なんか隣に立つのも烏滸がましくて!!誰も認めてくれなんてしません!」

「でも好きだよ。俺は穂乃果さんが好き」

「そ、そんな」




分からない。
有泉さんは私の何に惹かれているのか分からない。

地位も名誉もない私なんかに、そんな。



「こんなの、バレたら……」



クラスメイトからリンチにあう、なんてレベルじゃない。


世界中から身分不相応だとバッシングの嵐。


有泉グループからは「我が社の有泉飛鳥を汚したでしょう」の刑で裁判にかけられ


最悪学校も退学に追い込まれ


社会から抹消される。


目に見えてわかる世紀末な光景……!!