墓地の道

 夕暮れ、不気味な墓地の前に広がる道を歩いていた。私は別に霊感なんて強くないから無関係だ。祖父の話によると此処の霊は怨念が強く生者を連れて行くらしい。

詩夜(しよ)
 
 はっきりと私の名前を呼ばれた気がした。だが周りには誰もいなかった。身の毛がもよだち、咄嗟に駆け出した。

 赤に染まった交差点に吸い込まれていた。