翌朝、目を開けた瞬間、胸の奥に重たいものが沈んでいるのを感じた。
昨日の出来事が夢ならよかったのに、と一瞬だけ思ったけれど、身体の奥にある微かな違和感が、それが現実だと静かに告げていた。
起き上がると視界が少し揺れ、息が浅くなり、喉の奥がきゅっと締まる。
優海がキッチンから顔を出す。
「……柚歩、無理しないで。今日は休んだ方がいいよ」
「大丈夫。行けるよ」
そう言った声は、自分でも驚くほど弱かった。
優海は何も言わず、ただ心配そうに柚歩の背中を見つめていた。
スタジオに着くと、照明の白さがいつもより強く感じられた。
歌おうとした瞬間、胸の奥がざわつき、息がうまく入らない。
喉が閉じる。声が震える。音が掴めない。
久遠が眉を寄せる。
「……柚歩、今日はやめよう。無理だ」
「歌えるよ……大丈夫……」
「大丈夫じゃない」
その言葉が静かに刺さった。
優海も隣で小さく頷いていた。
二人の優しさが痛かった。
迷惑をかけている気がして、胸の奥がぎゅっと縮む。
休憩室に戻ると、身体の奥がじんわり熱くて、吐き気が込み上げた。
壁にもたれ、ゆっくり呼吸を整える。
自分の身体が、自分のものじゃないみたいだった。
昨日の出来事が夢ならよかったのに、と一瞬だけ思ったけれど、身体の奥にある微かな違和感が、それが現実だと静かに告げていた。
起き上がると視界が少し揺れ、息が浅くなり、喉の奥がきゅっと締まる。
優海がキッチンから顔を出す。
「……柚歩、無理しないで。今日は休んだ方がいいよ」
「大丈夫。行けるよ」
そう言った声は、自分でも驚くほど弱かった。
優海は何も言わず、ただ心配そうに柚歩の背中を見つめていた。
スタジオに着くと、照明の白さがいつもより強く感じられた。
歌おうとした瞬間、胸の奥がざわつき、息がうまく入らない。
喉が閉じる。声が震える。音が掴めない。
久遠が眉を寄せる。
「……柚歩、今日はやめよう。無理だ」
「歌えるよ……大丈夫……」
「大丈夫じゃない」
その言葉が静かに刺さった。
優海も隣で小さく頷いていた。
二人の優しさが痛かった。
迷惑をかけている気がして、胸の奥がぎゅっと縮む。
休憩室に戻ると、身体の奥がじんわり熱くて、吐き気が込み上げた。
壁にもたれ、ゆっくり呼吸を整える。
自分の身体が、自分のものじゃないみたいだった。

