朝の光が、薄いカーテン越しに静かに差し込んでいた。
柚歩はゆっくりと身体を起こし、胸の奥にまだ残っている痛みを確かめるように小さく息を吐いた。
机の上には、昨夜外したままのペンダントが置かれている。
触れればまた泣いてしまいそうで、視線をそらした。
光だけがそこに取り残されているみたいで、胸がきゅっと締めつけられた。
その隣に、白い封筒があった。
昨夜、帰ってきたときにポストから取り出して、そのまま置いた封筒。
差出人の名前を見た瞬間、胸の奥がまた静かに揺れた。
“麻衣”
その文字を見ただけで、呼吸が浅くなる。
別に嫌な思い出があるわけじゃない。
柚歩にとって彼女は大切な人だ。
だからこそ、少し緊張してしまうのかもしれない。
柚歩は震える指で封筒を手に取り、しばらく動けなかった。
開けるのが怖かった。
けれど、逃げてはいけない気がした。
ゆっくりと封を切った。
「柚歩ちゃんへ。
あなたに伝えなければならないことがあります。」
視界がじんわり滲む。
胸の奥がざわつく。
けれど、涙は落ちなかった。
落とす前に、立ち上がらなければいけない気がした。
柚歩はゆっくりと身体を起こし、胸の奥にまだ残っている痛みを確かめるように小さく息を吐いた。
机の上には、昨夜外したままのペンダントが置かれている。
触れればまた泣いてしまいそうで、視線をそらした。
光だけがそこに取り残されているみたいで、胸がきゅっと締めつけられた。
その隣に、白い封筒があった。
昨夜、帰ってきたときにポストから取り出して、そのまま置いた封筒。
差出人の名前を見た瞬間、胸の奥がまた静かに揺れた。
“麻衣”
その文字を見ただけで、呼吸が浅くなる。
別に嫌な思い出があるわけじゃない。
柚歩にとって彼女は大切な人だ。
だからこそ、少し緊張してしまうのかもしれない。
柚歩は震える指で封筒を手に取り、しばらく動けなかった。
開けるのが怖かった。
けれど、逃げてはいけない気がした。
ゆっくりと封を切った。
「柚歩ちゃんへ。
あなたに伝えなければならないことがあります。」
視界がじんわり滲む。
胸の奥がざわつく。
けれど、涙は落ちなかった。
落とす前に、立ち上がらなければいけない気がした。

