Please let me hear your voice-君の声を聴かせてー

——遠く離れた場所で、同じ光が微かに揺れた。

琉生は自分の部屋でペンダントの“対”になる石を見つめ、胸の奥でふっと温かくなる光を感じていた。

「……届いたんだな」

静かに呟き、少女の声と涙が胸に刻まれていることを確かめるように目を閉じた。
光が確かに繋がったと分かるほどの温度が胸の奥に残った。

柚歩はペンダントのフックを外し、そっと胸につけた。
涙で滲む視界の中で光がゆっくり落ち着き、胸の奥に“生きていたい”という弱いけれど確かな光が灯った。
それはまだ頼りなくて、触れたら壊れてしまいそうなほど小さかったけれど、確かにそこにあった。

——光の物語は、ここから静かに動き始めた。