アクマ

「な、なんなんだよ、これっ……」俺から出た黒い影。周りが急に咳をしだす。「自分の思い通りにならない時、周りを攻撃する力さ」背中に翼のある、この世の生き物とは思えないヤツが俺を見て笑う。「こんな力、欲しがった覚えはない!」やめてくれ、止めてくれ。少し不安になったくらいで、誰かを傷つける力なんかいらない!マンガが好きだった。ヒーローには憧れた。「もう、手遅れさ」――タダ、スゴイヤツニ、ナリタカッタ。