道端に黄色いアヒルが転がっていた。お風呂に浮かべるおもちゃのアヒル。つまんで、近くのブロック塀に置いた。帰る頃には、もうなくなっていた。次の日、教室の机の上に、アヒルが置いてあった。笑った。「なんだよ、これ」誰かのイタズラだ。金魚の水槽に浮かべてやった。家に帰ると、玄関にアヒルが転がっていた。笑えなかった。もう触りたくない。家に入って、鍵を閉めた。洗面台に黄色いアヒルが並んでいた。