永遠の途中で君と

それから何年も経つ。

貴方はあの子の名前を忘れる。
声も忘れる。
顔も知らないままだ。

でも、時々思い出す。

夕暮れの海を見るたびに。
知らない人の話を聞くたびに。
誰かが「私はどんな人だと思う?」と尋ねるたびに。

そのたびにあの子は少しだけ生き返る。

記憶の中じゃない。
想像の中でもない。

人と人が、互いを知ろうとするその瞬間の中に。



この物語は、誰かを知りたいと思った人たちによって

何度でも続きが作り上げられていく。

自分の人生の結末は自分で作れる。

ノーマルエンド。
ハッピーエンド。
バッドエンド。
メリーバッドエンド。
ベストエンド。
『オープンエンド。』

いつだって物語は君が描かないと。




『ほらね、ちゃんと終わってないでしょ。』