永遠の途中で君と

その夜、夢を見た。

夢の中でその子は生きている。

いつも逆光で顔は見えない。

声だけ聞こえる。

『ねえ』

『私ってどんな人だと思う?』

貴方は答えようとする。

優しかった。
変な人だった。
寂しがり屋だった。
考えすぎる人だった。

でも、どれも違う気がする。

そしたら、その子は笑った。

『そうなんだ。』

『私もわからなかったんだよ。』


朝になる。

夢だったはずなのに、奇妙な感覚だけが残る。

まるで、本当に誰かと話していたような。