10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「そろそろ、教室戻るか」

和馬くんの瞳が、とても柔らかい。

あたしは、コクンと頷いた。

その時――。

「こらぁぁ!!!!」

放送室のドアが勢いよく開き、数人の先生が入ってきた。

しかも、生徒指導の先生と、学校の中で一番怖い体育のゴリオだ。

「おまえら、勝手に放送室を使って何やってるんだぁぁ!!」

狭い部屋で大声を上げられ、あたし達は身を縮めた。

「来いっ、おまえら。生徒指導室でみっちり説教してやる!!!!」

「えーーーー!!!!!」

あたしは、和馬くんと一緒に叫んだ。

「マジかよ」

和馬くんは、先生に引きずられながら眉を寄せた。

「くそっ。健のヤツ、覚えてろよ。これが終わったら思いっきり殴ってやる」

どこかで、健くんがフッと口角を上げたような気がした。




―END―