あたしは、ゆっくりと和馬くんの唇にキスをした。
和馬くんの目がみるみるうちに丸くなっていく。
「ゆず……おま…」
ボンっと、赤くなる和馬くんの頬。
腕で顔を隠して、あたしから目を逸らす。
「あたし、和馬くんが大好き」
目を固く閉じて、あたしの気持ちを精一杯伝えた。
力み過ぎて、頭痛がする。
なかなか返ってこない返事に、恐る恐る片目ずつ目を開けて行った。
目の前の和馬くんは、真っ赤な顔してフリーズしている。
「か、和馬くん……返事、は……?」
お願いだから、こういうのは勢いよく返事してよ。
間があくと、緊張で体中が震えるんだから。
「和馬くん――って、キャっ!!!!」



